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本格的な住宅減税・政策の登場を(2004-02-01:フジサンケイビジネスアイ編集局経済産業部・伊藤俊祐)

傾斜家賃の賃貸から分譲マンションへ
 「これで7年半にもわたって享受した、通勤づ傾颪箸魯サラバだ」―。昨年の秋に郵送された1枚の紙片によって、ついに重い腰を上げた。紙切れの正体は○年の家賃報告書。決心を固めた上で起こした行動は、分譲マンションの購入だ。
 私は昨年末まで、都内有数のメジャースポットに建つ賃貸の集合住宅に住んでいた。一番のお気に入りは、通勤時間が約○分という利便性に秀でた点。おまけに利用する交通機関は「ガラ空き」。景観も美しく、他の場所へはテコでも動きたくないというのが本音だった。

 だが、専業主婦で通勤とは無縁の妻の考え方は異なる。収入に応じて家賃が増える傾斜式の賃貸のため、急カーブで上昇し始めた数年前から「マンションを購入した方が得」と、私の背中を押し続けていた。その度に「転勤があるかもしれないから」といった理由ではぐらかしていたものの、新家賃の額を目にして唖然となり、ついに観念した。

当初は現行の住宅ローン減税が後押し

 現行の住宅ローン減税が昨年末に期限切れする予定だったため、妻は年内の引越しを強く主張。ある物件に食指が動きかけた。しかし、「場所的に良くない」「不動産担当記者が駆け込みマインドに煽られてどうする」といった周囲の忠告を受けて結局は断念。減税措置を受けることができないのは心残りだが、じっくり見極めることを決めた。

 購入活動に当たっては自分なりの規範を定めた。主な項目は、ヽ絞造澆整備されている通勤は1時間以内6軌蘓綵爐高いこ垢鼎りに対する住民の参加意識が高いザ畚蠅紡膩疹Χ氾絞泙あるγ浪舛安定的に推移―。永住志向はないため、こうした条件を備えていれば中古でもある程度の希望価格で売れるのでは、という目算に基づいたものだ。

街並み・教育環境などが決め手

 その結果、新興住宅地として有名なX市の一地区が候補地としてクローズアップされた。しかし、残念ながら新規の供給物件はない。その結果、「○年以降まで待つしかない」と思っていた矢先に、完成物件のキャンセル住戸が発生した情報を入手。急遽、購入を決定し晴れてX市の住民となった。

 寒空の下、最寄の駅までの自転車通勤は想像以上に厳しい。その部分を除けば満足。娘が通っていた以前の小学校は、茶髪生徒も珍しくなく常識外れの親も目立ったが、転校先は茶髪ゼロだとか。何より心強いのが購入した物件価格の強さ。昨春に第一期分譲で入居した住民が半年間の居住後、購入価格に5%上乗せして売りに出したところ、瞬く間に買い手が見つかったとか。

踊らされる購入者

 確かに現行の住宅ローン減税は、新設住宅着工戸数の押し上げに寄与している。ただ、「今年で期限が切れるので」といったうたい文句に踊らされている購入者は決して少なくないのでは、という印象が強い。一大資産を取得するに当たって、こうした行動形態は長い目で見れば不利。じっくりと腰を落ち着けて理想の街選び・家づくりを行える、本格的な住宅減税・政策の登場を望みたい。

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